
先々週、この記事を書きかけては煮詰まっていたのでした。(なので↓すんません、むっちゃ長いです。)
というわけで、ちょっと時差があるけど、6月のかまんの宅配。
大根、人参、ゴボウ、赤玉葱、普通の玉葱、赤ジャガイモ、ズッキーニ2色、キュウリ、キャベツ、ニンニク、ショウガ、土佐ジローの卵、使い勝手のよいものばかり!そしていつもかわいらしい野の花入りです。
近所にある良心市・・・あ、高知の人以外に説明。
道端にある屋根付きの箱の中に、野菜とお賽銭箱みたいなのがある無人市、良心的価格であり、だれも見てないからって商品だけ持っていくなんて良心のないことはしないねっ!?っていう、単独で「市」というのは正しいかどうかちょっと考えちゃうけど、そういうのを高知では「良心市」と呼んでいます。同じシステムの無人販売所?は、他のところにもあると思うけど、高知には多分間違いなく全市町村に存在するし、良心市と呼ぶのも県内共通語化してると思います。須崎の方には20軒ぐらい連なった長屋みたいなのもあって、そのくらいだとまさしく小さな「市場」ですね。
・・・と、説明が長かったけど、高知市内でも、結構あるんです、良心市。
近所の住宅地の中なんだけれど、前からたまに車で通り過ぎる時にちょっと気になっていたところ、季節と時間帯がよかったのか、ちょっとした八百屋さんぐらいの商品充実ぶりにびっくり。

ぴかぴかのスイートコーン100円。トウモロコシって穫ってからすぐ急激に糖度が下がっていっちゃうんです、もぎたての美味しさが断然違う野菜の代表。

小粒のカワイイ桃、1パック100円。
その他、トマト、茄子、インゲン、人参、オクラ、キュウリ、玉葱、すもも、すいか、えーと、あとなんだったっけな、まだあったけど雨が降ってて写真撮りそびれちゃった。あ、花もあった。かまんの宅配が来たところなので、使い切れないと思ってちょっとおとなしくしときましたが、また今度行ったら写真も撮ってきます。
ここで、ちょっと考えちゃうのが、オーガニックマーケット用食材としては、どうよ?ってこと。
農産物は栽培履歴を表示することになっていて、土作りは鶏糞、堆肥、炭等、有機資材をどのぐらい投入、不耕起だとか、何年無科学肥料、とか、米なら合鴨入れてるとか、海水や分解水散布、微生物資材、EM液肥散布とか、防虫や耐病に酢と焼酎+なんかミックスしたの撒いてるとか、天敵導入、木酢液使用、とか・・・要は原材料表示と作り方の基本レシピ公開をしているわけです。
自分で作った作物を加工して販売するなら全部クリアなわけだけど、加工品屋としては何をやったかは書けても、食材選びは結構難しい、そもそも材料が違うならばオーガニックじゃないじゃろ?って問題なんです。
つまりは、オーガニック、有機の定義、ともいえるわけで。
あ、ここもちょっと説明。
私も30すぎまで、身内に農業関係者もお家で菜園経験もなかったので、農業に関してぜーんぜん知らなかったし、美味しいものを食べたいとは思うけれど、野菜の味がどれ程違うかってあまり考えたり実感したことはなかったのでした。
なので、高知に引っ越してから、すごーい、おもしろーい、でもたいへーん、だけどどっちにしろすごーい!・・・と思ってその後農業研修を受けたりすることになってやっとわかってきたことを、30前の私=農業ってなんだかよくわかんない都市生活者向け、と思って書いてみますね。
多分農家さんからみたら、どんだけ都市の暮らしと農業が離れたところにあるのか、基本的なことを知らないことが信じられない!ようなことだだったり、もちろんちゃんと解ってる都市生活者も居るんだと思うけれど、実は私同様全然機会も興味もなく、知らない解らない、ってこと自体を、知らず気づかずきちゃった人も、それはそれで結構居るんじゃないかなぁ?と思うので。
えーと、遠回りしたけれど、オーガニック、ね。
以前、
オーガニックマーケットに出店、最初の時に、自主的な使用素材のガイドラインみたいな記事を書きました。
調味料等は基本的に前に書いた通りなのですが、3ヶ月たって、あらためて、難しいのは野菜、肉、魚、なんですよねぇ。
野菜は、かまんの、なかでも武市農園からのものと、自然派コープのもの、オーガニックマーケットで買ったもの、友達や知り合いの農家からもらったり譲ってもらったもの、(ごく一部家の庭で穫れたものも(^_^)!)です。が、それでその時使いたいと思ったものが全部揃う訳ではない。ここまでは、栽培について信用がおける、またはある程度情報が公開されてる、会員向けの販売か私の独自ルートな訳です。
で、その他で買うものが、一般消費者向けってことになるんだけれど、今のところ問題なく使えそうなのは、やっぱり有機JAS認証のあるものぐらいなんですね。しかしこれ、多分スーパーマーケットに並んでいる商品のうち1割もないんじゃないでしょうか?
あと、産直コーナーってのが非常に微妙なんです。
地元産で、生産者の名前と顔写真つきラベルがついていたり、○○栽培、××農法、とあったりして、よさそう?だけど詳しく書かれている場合はとても少ない。
(あったとして、それが一般消費者に理解できるものなのか?とか、まして偽装表示云々、という問題はちょっと脇へおいておきます。農業期研の修終了生としては(^_^;)自分である程度は理解して判断しているつもり、かなり感覚と推測と動員してだけど、結果的に選ぶかどうかどっちにしろ極わずかだってことです。)
無農薬有機栽培、という表示は、有機JAS認証が始まってから認証をうけていないものには表示できなくなりました。なので、そういう風に作っていても表示されていない場合もあるし、有機JAS認証では、私の好きなお醤油、かめびし(
→前の記事)に、この4月、農林水産省の改善命令が出てたんです。が、これ(
農林水産省のページ)、読んでみて、なんじゃそりゃ?なんだか納得いかないぞ!と思って
かめびしのサイトへとんでみたら、
農林水産省への報告書があって、伝統の製法は変えられないのでJAS認定を辞退するとありました。こういうケースだってある。
にがりは食品添加物になったんです、最近。昔ながらの方法で豆腐作っても、私のパンも、申請してもJAS認定されません。木酢液も、農薬に認定されてるので使ったらJASおりない、つまり、法律と私の感覚でのオーガニック、には、ズレがあるの。
けれど、現代一般的に流通している農産物、慣行農法を疑い出しちゃったらきりが無く、せっかく良心市にある新鮮で安い野菜、使うべきでないのかしら?と思うと、なんだかなぁ?
厳密に考えて排他的になるには敵が多すぎ、敵と見なすにも悪意がなさすぎ、精神衛生上非常に窮屈な上に、自分の居るとこも食べるものもなくなってしまいそう。
ま、ここまでが、今の状況。で、実際に私個人はそこまで気にしてらんないと思うようなことと、社会的な基準での、できる限りオーガニックという想定をした場合、どこまでをルールとして採用できるか?が問題な訳ですね。
キビシイ側から考えたら、減農薬栽培は、ラベルに書いてあったら好印象かもしれないが、オーガニックじゃぁなかろう?
無農薬でも化学肥料栽培・・・家庭菜園等ではよくあるパターンだと思いますが、それも有機ではないでしょう。
だけどそれじゃあホントに出せるもの限定されちゃう。なんかそこで辛くなる為にやってるんじゃない筈。で、隙間とか、ズレ、のあたりを考える訳。
そもそも私が有機農業に興味を持ったのって、天然酵母パンの発酵管理加減と、土作り堆肥づくりの加減に共通のものを感じたのが最初で、そこんとこが技!なのか!と思ったんですよね。
工業生産じゃない職人さんの技的なところへ感心が行ってしてまっているので、現代社会的には合理的じゃない風に見える。けれど知ってゆくにつけ、工業だってやっぱりまず職人さんの技あってこそ!でしょう?って、この数年の収穫云々ではなく、土を大事にする、ある資材を工夫して有効に使う、必要以上に壊さないこと、もっと広い長い意味でさらに合理的なのが有機農業なんじゃないかと、今は思っているんですよねぇ。
化成肥料って、人間の場合なら、栄養剤の点滴でカロリーを摂取して、サプリメントでビタミンミネラル補給したら合理的で、それで生きていけるか?お料理だったら、化学調味料だけで作って美味しいか?ってことと似てるんじゃないかなぁ。
それなりに生きていけるのかもしれないけど、何を誰と食べるか、ジャンクフードなのか丁寧に手間かけてその状況にあったお料理を楽しめるかどうかって、生きていく上ですごく大事なことじゃない?
具体的にあげられる問題点、残留農薬や防カビ剤の毒性、一つ一つは実際に人体に影響のない範囲、なのかもしれない。人体に、土に、川に海に、そして結局小さな生き物から大きな魚に・・・ケミカルなものが蓄積することも、大した範囲じゃないという人もいて、言い分があって、証明はそれぞれ大変な、結論はいつ出るか・・・というか結果を待ってしまっていたら間に合わないのかもしれないようなこと・・・。
それよりも今まず私が大事だと思うのは、有機で、手間と工夫で、より美味しい野菜を作りたいと考えている農家さんのものを選んで買いたい、そういうトコにがんばってもらいたいから選ぶことこそ、せめてできそうなこと、だからです。
さばけた大人になれないのかもしれないが、大事に思うものは、ちゃんと大事に使いたい、と、思うことが、自分の精神衛生上もよろしいかと。
以前は、減農薬って慣行農法と有機栽培の間みたいに思っていたんですが、どうも違う、基本的なやり方を変える場合移行途中にそう見えることはあっても、中をとったあたりでちょうどバランスとりつづけられるというものではないみたい。
原因と結果が入れ替わるというか、結果こそが原因だった!みたいな、パラダイムシフトが必要なのかも。
輸入飼料や重油や化学肥料に頼っていたところは、今すごく原料値上げで困っているけれど、自給に近いラインでがんばってたところではそこまでの影響をうけていなかったり、有機で生産性がそれなりに高く、価格的にも充分競合できそうな、バランスのいいところ、以前よりずっと近くにありそうな気がしてます。
有機JAS認証や食品衛生管理法の謎、農業=百姓=全方位=マルチであったのだとか、いろんな農法、天敵と害虫、山から海までのつながり、自然エネルギーと環境、にがりや伝統的なものの作り方、そして発酵!!とか、みんなそれこそが「有機的に」つながっててどこから書いてまとまるんだかやっぱりまだよくわかんないけど、そもそも有機って?ってこと自体を有機的にやわやわと掴んでいかなきゃわかんないらしい・・・ということは解ったような気がしてるんですけどねぇ・・・。
というわけで、オーガニックっていう基準自体、一般社会基準、オーガニックマーケット基準、私の思う所、お客さんの期待、どこをとったらいいのか、どこなら実際やっていけるのか、おりあいがつくのかすんごく難しいんですぅ〜、結局自主的な暫定基準しかなさそう。
それをまとめたら、
上記栽培のわかるもの優先はしつつ、それにプラス、有機でフードマイル付き/地元の慣行栽培ものを天秤にかけながら、近所で一般的に売られている野菜が新鮮でおいしそー、と思ったら自分では買うし食べるんだし、オーガニックマーケット用にもある程度は使おうと思っています。メインの食材は優先ので、脇役やってもらう食材として、というぐらいのつもりで。
・・・ってのが今日の結論?
腰砕け?だけど、ぴしっと引ける線があるわけじゃなく、迷いつつもこのあたりがいいかなぁ、と思う所、がこのあたりなのー、なんとなくー、ということ自体が言いたかったのぉー。
長くなった割にはひとつ一つ掘り下げられてないし、最初の肉、魚には全然至ってないなぁ、読むのも疲れたでしょうが、書くのも疲れた。そこらへんまたそのうちー。
ここはこう考えるといいのではないか?というご意見ご感想がございましたら、ぜひぜひコメント、メール、いただきたいです。宜しくお願いします。
そういえば、もひとつ、誰かおせーて!なことがあったんでした。
最近食品材料の表示のとこでよく見る、多分アミノ酸の替わりに入れられている「酵母エキス」って、どうなの?味の素って、サトウキビを酵母に分解してもらったアミノ酸を精製してあるんじゃなかった?それってエキスと違うの?私には違いがよくわかりません。誰かおせーて。
味の素を全面否定するつもりはないし、知らず気づかず食べてる分にはいいの、私。美味しいと思って食べられるなら、いいから気分よく騙しちゃってお願い!なんてと思っちゃう(笑)でも全面的にその味が前に出てそれしか感じられないぐらい他の素材味が殺されてるとか、ずっと後味が残って、他のものがよくわかんなくなっちゃうようなのがヤなの。後味悪いダイエット甘味料の飲み物もヤなんだよ〜。
だったら手間だけど自分で作るもん、漬け物にアミノ酸入れなくても乳酸菌が味出してくれるじゃん、お砂糖ガッツリでも果実シロップ作れば保存も効くし、ソーダで割って飲むと甘みも調整できて美味しいんだもん、って思っちゃう、自分が一番面倒くさいとも思う。
(あ、夏に向けて、すももシロップのウィルキンソン炭酸割りを、オーガニックマーケットで出そうと思ってたんでした。前に、店では梅、ショウガ、紫蘇ジュース&ソーダを出してたの、かちわりと炭酸仕入れよう。)
さて、長くなったといいつつさらに長くなったので、もうほんとに止めとこ。
その前に、先週みつけて買ってみた、面白かったもの。

たこ焼きパン。
揚げパンの中に蛸が入ってて、ソース、マヨネーズ、青のり、鰹節はホントのたこ焼き風。生地を発酵させるか、焼くか揚げるかだけの違いってことですが、なんちゅうか、そうきたか、てな感じで面白かったです。いいの、おもしろければ(笑)1パック160円6個入り。
もひとつ、いただきもののちんすこう。

通常のと、黒糖、紫芋、あたりは沖縄らしいが、雪塩、ミルク、チョコチップに至るバリエーション。ちんすこうってショートブレッドみたいよね、かなり好きなんですがこんだけ食べちゃったらそりゃちょっとマズイなと思う程いっぱい!
ありがとうございましたー!でも、できるだけ誰かにわけるよう心がけますっ(^_^;)